活動報告/日々の考え

日光市のまちづくりに参考になる事例や、
私自身が学ぶ必要を感じることなど、
視察や取材に行ったり、勉強会に参加したり…。
そんな日々の考えや活動を発信します。
2024年5月のブログ記事一覧

子どもの権利擁護活動~市民だからできること~

第一回 里親家庭のあすを考える会 勉強会 *日時:2024年5月21日(火)13時〜 *場所:参議院会館 オンライン視聴 精神科医である黒木宜夫医師の臨床経験を元に「強行な別離が子どもへ与える影響」について学びました。 2003年に市民活動支援センターを設立した時に、行政から児童虐待を市で対応したいと相談がありました。 その時に行政に子どもの虐待対応の政策を提案。その土台となる自治体を共に視察に行き設立したのが『NPOだいじょうぶ』 さん。設立は2005年です。 官民協働による先進的な政策でした。そのために日光市は独自の予算をつけて子どもたちを守って来ました。 それ以来子どもの虐待に感心を寄せて来ました。近年は経済の悪化により親の貧困が増え、親の離婚の増加など、子どもたちを取り巻く環境は悪化の一途。 『だいじょうぶ』さんだけでは対応出来ない状況にあり、議員の時には子ども食堂の立ち上げサポートもしました。子どもたちの状況の悪化に、今では日光市でも十分な対応とは言えず、市に改善を求めて行動を起こした時に落選しました。 とても気になるお子さんの状況が改善をみず、後ろ髪を引かれています。その子の人生がかかっています。諦めるわけにはいきません。なのでこうして勉強を続けています。 それに市民活動支援センターも『だいじょうぶ』さんも提言したのは一市民の時。その方が自由であり闘えるとも思っています。 最近は全国で県内で突然の児童相談所の介入による一時保護など子どもが本人の意思とは異なり、突如として生活の場を変更されるといった事例が増えています。こうした状況は、実の親子だけでなく、里親子にも多数発生しており児童福祉にあるべき姿が損なわれていると感じます。 今日様々な事例から「こどもの最善の利益」とは何か考えさせられました。子どもたちの権利を守る制度の脆弱性を痛感。 現職議員のみなさまどうか勉強して、国で県で市町村で子どもたちを守る行動を!お願い致します。 ※里親家庭のあすを考える会とは・・・https://sites.google.com/view/satoasu/home 2023年5月に全国各地の里親と元里親で立上げた当事者団体です。 主に、児童の福祉に叶わない児童相談所が招いた混乱から里親子を救済するため、また、再発防止のため、課題解決に向けた活動を行っています。 2023年8月「納得のいかない委託解除を経験した里親のアンケート調査」を実施 同年11月には全国から20名の里親が参議院会館に集まり、こども家庭庁へのヒアリングを行うと共に、意見書提出を行い大きく報道がされました。現在会員は40名に達し現在も全国から相談の連絡が入ります。 里親制度の課題解決には法整備が必要です。 何より私たちは「こどもの最善の利益」を追求することを第一に活動を行っています。 「里親家庭のあすを考える会」代表 小橋川 学 *参考  引き渡し差し止め求める裁判 里親「子の最善の利益考えたか」  琉球朝日放送 報道制作局  2022年2月25日