子育て支援

私自身の子育て経験から、育児は孤独だと知りました。核家族、男女平等でない子育て、地域の遊び場の消失など子育ての現状にある問題に対しての対策を行います。

当市では令和元年に出生数が391人となり400人台を切る緊急事態です。平成28年が500人、29年が418人、30年が448人で令和元年が391人と急激に減少しています。大変な危機的状況だといえます。減少に歯止めをかけるには、子育てにおける様々な負担を軽減し、産みたいと思ってもらえる環境作りを進めることが必要です。

 

岡山県勝田郡奈義町を紹介させていただきます。平成26年に合計特殊出生率が何と2.81と全国トップになった町です。日光市は1.34です。奈義町は、企業誘致、若い世代の好みに合わせた賃貸住宅などの定住住宅整備とともに、子育て支援施設の整備にも注力しています。なかでも子育て支援施設「なぎチャイルドホーム」は、6,220人の町で年1万2,000人が利用します。親子だけでなく町民誰でも使え、公営でありますが、運営は利用者やボランティア団体で構成する担い手連絡会が行っています。拠点には「自主保育のたけのこ」があり、賃金がもらえる仕事をみんなでシェアするママワークなど新しい事業が増えています。高齢者が子供のことをよく知らないと言われることを受けて、多世代交流の場とするために、子供がいなくても町民なら誰でも利用できる施設になっています。

 

「行政がやると型にはまったものしかできない」。これは私が言ったことではありません。奈義町の職員が言っていらっしゃいます。運営費の足りない部分は、社会福祉協議会のバザーの寄附で賄っています。「3人はノルマ、大丈夫、産めるかも」と思わせる土地柄を「なぎチャイルドホーム」が守っています。このような事例を参考に、包括的な子育て政策を求めていきます。

 

子育て支援は多面的な支援が必要!

子育て経験を生かす

日光市議会で行った一般質問

令和2年12月定例会

人口減少対策としての子育て・教育環境の充実について
(1)父親が主体的に育児を担う政策について
(2)子どもたちの遊び場の充実について
(3)幼保小連携強化について

 

平成29年第1回定例会

子育ての包括ケアの実現について
(1) 産前・産後の支援について
(2) 支援を要する妊産婦のおかれた状況について
(3) 子育て世代包括支援センターの設置について

 

平成27年第3回定例会

保育園における異年齢保育の拡充について
(1)異年齢保育の実施状況について
(2)異年齢保育の推進について

 

現場調査から生まれる提言!事件は現場で起きている

実現できたこと

子育て世代包括支援センターの設置の中で産科との連携強化

平成30年市が設置を決めていました。設置にあたり結城市に視察、産院に調査に行き、個人情報保護の観点から市との連携が十分に取れていないことがわかりました。設置にあたって産院と連携強化すると答弁がありました。