観光政策について

世界遺産「日光の社寺」や鬼怒川温泉など多様な観光資源を有する日光市ですが、まだまだポテンシャルを上げられる余地があると考えています。当市の年間来訪者は1200万人。宿泊者は330万人。外国人観光客宿泊数は、宿泊事業者の協力により宿泊数を把握しており、令和元年は約9万3,000人と、合併後の平成19年の約8万1,000人と比較し14.9パーセント増加しております。しかし、外国人に限った入り込み客数や祭事やイベントでの外国人の参加者数は把握できていません。戦略を立てるために必要なデータを独自に整備することと、昨今の状況を踏まえてのワーケーション施策の整備などを提案していきます。

日光市の課題は夜の飲食店が少ない、外国人宿泊者が少ないなど課題が大きいです。投資の政策専門委員のデービッド・アトキンソン氏は観光産業のポテンシャルはつくるものと言われています。その人は何のために観光に来るのかという分析、そこからどういう観光資源をどう整備して、誰に売り込んでいって、幾らもらって、どれだけ経済効果があるのか、徹底的な戦略が要りますと言われています。

日光市はまだまだポテンシャルをあげられると思っています。そのために、私自身も土日は飲食店を巡ったり、イベントに参加したり、ホテルに宿泊するなど現地調査を重視しています。道の駅ニコニコ本陣も月に数回買い物して改善点などを提案しています。

 

日々の市内調査から政策は生まれます!

日光市議会での一般質問

 

令和元年12月定例会

東武日光駅前広場整備事業について

(1)利活用について

 

平成30年第4回定例会

滞在型観光の促進について

(1)祭りとインバウンド観光について

(2)そば打ち体験とインバウンド観光について

(3)ワーケーションの導入について

 

平成28年第5回定例会

観光の振興について

(1) デスティネーションキャンペーン(DC)の進捗状況について

(2) 国立公園満喫プロジェクトの進捗状況について

(3) 観光協会との連携について

(4) デジタルデータによる観光情報の作成について

(5) 観光客を定住者へ誘致する

(6) ホスピタリティの充実について

 

職員から奇跡の質問と言われたワーケーション政策提案

コロナ禍前に行ったたった10分の一般質問から政策実現!

実現できたこと

 

かじか荘にワーケーション費用計上

ワーケーションとは、仕事、ワークと休暇、バケーションを組み合わせた造語です。休暇中に旅行などで仕事をする新しい働き方としてアメリカなどを中心に広まっているスタイルです。ワーケーションであれば、連泊などの宿泊の需要が高まると提案。コロナ対策費として補正予算で計上となりました。

 

日光郷土センター委託変更

平成28年第5回定例会で郷土センターを訪問調査し十分に活用されていないと問題点を指摘しました。センターは昭和61年に建築し、令和2年度まで指定管理者制度のもとで管理運営されており、多くの観光客が来訪し国際的な観光案内所として機能してきました。しかし、観光案内機能を除いた施設内部の有効利用が図られず、本来の目的である観光交流の促進に向けた施設として機能しておらず、今後の施設管理運営について見直しの必要性を認識してくれました。

また、御幸町駐車場に関しては、令和2年度まで管理委託制度によって運営をしており、日光東照宮よりも駅寄りに立地するため大型連休の時期には渋滞回避の駐車場として利用されています。しかし、休日には駐車場が空いていることも多く今後の管理運営について見直しが迫られています。そのため、当該施設等における利用形態や賑わいに結びつけるサービスの提供について民間事業者の活力と柔軟なアイデアの導入を目的にサウンディング型市場調査を実施しました。結果八千代エンジニアリング(株)タイムズ24(株)に令和3年4月から令和13年3月までの指定管理の指定になりました。公民連携について積極的に推進して欲しいと要望していたので、ダブルで提案が実現したことになります。