活動報告/日々の考え

日光市のまちづくりに参考になる事例や、
私自身が学ぶ必要を感じることなど、
視察や取材に行ったり、勉強会に参加したり…。
そんな日々の考えや活動を発信します。
2023年11月のブログ記事一覧

映画『福田村事件』の闇がそのまま今に

★映画『福田村事件』ヒカリ座 23日まで栃木県映画センターLINEで割引券あり 森達也監督、井浦新・田中麗奈・永山瑛太出演 関東大震災直後の大正12(1923)年9月6日、利根川沿いの千葉県東葛飾郡神田村大字三ツ堀(現・野田市三ツ堀)で、香川県からやって来ていた売薬行商人の一行15人が自警団に包囲され、うち子供を含む9人が虐殺された史実に基づいている映画。 各地で朝鮮人が日本人を殺すために井戸に毒を入れたなどのデマにより虐殺が行われた背景があり起きた事件。 この福田村事件は、●日本人が朝鮮人と疑われて殺されてしまったこと、●この行商人一行が、当時、厳しい差別を受けていた被差別部落の人々であったこと 観てる途中で哀しくて涙が流れる。観た後に暗澹たる気持ちで立ち上がれない。100年前の事件なのに、今の日本でも起きてることではないか。 杉田水脈衆議院議員は「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」などと侮辱した投稿を巡り、今月までに札幌と大阪の法務局から人権侵犯だと認定された。しかし、過ちを認めず、自民党も咎めたりしない。未だに国会議員である。最近議席を伸ばしている参政党は、外国人労働者の増加を抑制し、外国人参政権を認めない。 今年3月6日、スリランカ出身のラトナヤケ・リヤナゲ・ウィシュマ・サンダマリさんが、名古屋出入国在留管理局(以下、名古屋入管)の収容施設で亡くなった。英語講師を夢見て来日後、学校に通えなくなり、昨年8月に施設に収容された。亡くなる直前には歩けないほど衰弱し、嘔吐してしまうため面会中もバケツを持っていたと支援団体などが指摘している。 それでも、点滴などの措置は最後まで受けられなかった。誰がウィシュマさんを死なせたのか?収容職員か、収容施設を改善しない政府か、そんな政府を選び続ける私たちか。。。 朝鮮人虐殺に荷担したメディア。そのメディアは今は真実を報道してるのか。杉田水脈衆議院議員を咎め、ウィシュマさんの事件の真相に迫っているのか。 100年前と変わらない差別があり、それを許す私たちがいる。そのことを問うてくる映画だった。 『いつか差別されない日がくる』 『何故生まれて来たのか』 『あったことを何故書いてはならないのか』 この言葉が重く響く。 #映画福田村事件 #ヒカリ座って凄い #栃木県映画センターLINE

政治再建

沼津市は安芸高田市と同様政治再建が必要   以下の文は全国ニュースになった『タケノコ』江本議員、『駐車場』山下議員は友人であり、ニュースになったような市民を裏切る行為をしていないため、以前から応援するために沼津市まで駆けつけ、沼津朝日新聞に投稿目的で書いたものです。記事になることはなかったのですが。。。   今回全国ニュースになった『タケノコ』江本議員、『駐車場』山下議員の問題は、地方政治の機能不全が起こした問題であり、両議員に問題があるのではない、この問題を解決できるは沼津市民であると考えて投稿します。 以前沼津市議会で山下議員の駐車場問題で不当な全体会議が開催された事を書いた元日光市議です。今回の問題はそもそも沼津市の市有財産の管理の杜撰さが露呈したことであり、市(行政)が責任を回避するために、市(行政)と議会多数派が、本来は被害者の立場にある山下議員を訴訟に持ち込んだ行政としてあってはならないことです。 全国の議員仲間が自分の地域でも起こりうる換地の問題だと所属の自治体に問い合わせをしています。民地の中に市有地がある場合は、ほとんどが昭和の頃のやり取りによるもので、発覚はたいてい相続の時。市としてはもちろん話し合いと根気強い交渉による解決をめざし、市民を相手に裁判を起こすなどありえないということでした。そのことを議会で訴えた江本議員が出席停止となりました。 そのことが起こった10月16日沼津市議会を傍聴していました。同僚議員を提訴にあたって正当性は微塵も感じない議論、市民の声が届かない行政と議会、メディアの真実を追求しない態度、これは安芸高田市より酷い政治が行われていると思いました。絶望が広がりました。 両議員への度重なる懲罰の背景に『新たなごみ焼却場の建設は違法』『JR沼津駅高架化反対』を訴える両市議の政治姿勢があると思っています。提訴や懲罰処分という手段で反対派を排除しようとしているではないかと思えてなりません。これは全国の地方議会で起こっている市民派少数派議員への虐めです。 沼津駅周辺鉄道高架事業認可取り消し求めた裁判で、海渡雄一弁護士は「沼津市の財政では湯水のように金のかかる事業をやる余裕はない。市を急速に衰退させ、若い世代にも魅力の無い街にしてしまう誤った政策だ」と話しています。両市議は市の将来を考えて反対しているのです。 議員は市政の監査をする責務を負っています。国の事業であろうと市が関わることであれば適切でないと考えたときに声をあげる事が重要です。議会は言論の府ですから発言の自由が担保されるのが当然です。それが市政に反対するからと言論の府である議会が懲罰で言論を封鎖するなんてもっともあってはなりません。議会と市長は二元代表制です。議会がなんでも市長の言う通りで良いなら議会はいりません。 それが沼津市で行われているのであればそれこそ質されなければなりません。議会を質すことをしている安芸高田市の石丸市長の発言を議会傍聴中思い出していました。そこにこの全国を揺るがすことになったことへの解決策があると思ったからです。 YouTubeにありました。言葉を一字一句大切にする市長ですし、皆様にとっても大切な事なので、長いですがそのまま引用します。 記者がなぜ安芸高田市がこんなに注目を浴びているのか聞いた時の答えです。 『本質的には世の人たち日本人が知りたかったもの、それを出せた。地方議会って地方政治ってもっと広く言えば政治って自分たちにとってなんなんだろう、もやもやした問いですね。選挙の度メディアの投票率が下がりました、若者に投票に行って欲しい、もっと政治に関心を持ちましょうと声をあげられました。むなしく響いてましたよね。そうじゃないんですよ、市民国民市民が知りたかったのは、どこに問題があるのか、どうすれば良いのか『問い』と『答え』ですよね。これを私なりに定義して発信して来たつもりです。それが本質的な意味では視聴者に響いた』 更にそうした発信を続けていかれるか記者が聞いた。 『安芸高田市の知名度をあげたいんですけど、第一には政治再建。この市市政、議会に問題があると捉えているですが、これを改めていくには徹底的な情報発信をする必要がある。安芸高田市に限らずいろんな自治体国においても同じ現象が起きてます。見えない所で。なのでそれらを掘り起こし、真に国民主権とは何ぞやと言うのを国民がもう一遍考えるようにならないと、もうこの国立ち行かないと思っています。安芸高田市20年後厳しいねっていうのは他人事じゃないんですね。1700ある自治体にほとんどに共通する話で、ほとんどに共通するならば残りのわずか生き残りそうな大都市も20年後巻きもまれますよ。無傷じゃすみません。その時日本という国家は崩れると思います。そうならないように今からちょっとづつ立て直していくべきだと思いますので、まずは安芸高田市の政治の話であるんですが広く全国、国においても必要な動きなんじゃないかなと思っています。』 政治に無関心でも政治に関わらないで済む人はいません。沼津市の市政・議会で行われているどこに問題があるのか、どうすれば良いのか『問い』と『答え』を提示するために両議員が報告会を開催しています。そしてこの問題は各地の議会で起こっている問題です。あなたの住む町の議会が安芸高田市議会なのか、そうでないのか。あなたの投票している人が清志会に所属するような議員なのか、そうでないのか。そのことが問われています。選んだ結果将来につけを残す政策に賛成する人が政治を行い今のどうしようもない日本になった、なら投票先を将来につけを残さない取り組みをしてくれる議員・市長・知事・国会議員を選び直す。それが政治再建に繋がります。あなたの1票が政治を変える力です。